変なタイトルだけど・・・笑
こちらもポッドキャスト160回でGinaちゃんオススメだった本。
紹介されたときにタイトルが覚えられなかったけど(笑)
「仲良しの女二人旅」という設定だけでもけっこう面白そう!って思った。
もともと短編として複数の雑誌で掲載されていたものを
2020年10月に文庫オリジナルとして出版された本。
コロナ禍にもってこいのタイミングだった様子。
ハグとナガラという友達二人が40代、50代と
仕事に人生に親の介護に悩みながらも
生活に旅行を取り入れて前に進んでいくストーリー。
旅友っている?
巻末の解説で阿川佐和子氏が、
旅をするなら断然、彼女と!と言いたくなる親密な友を、残念ながら私は持ち合わせていない。
しかし、そのときどきに条件やタイミングや気心の合った女ともだちと旅をした思い出はたくさんある
と言って、過去の女旅でのエピソードを紹介しているのだけど
自分の旅についても振り返ってみた。
私が親との家族旅行や修学旅行(広島・韓国と中国)とは別に
友達と旅に出かけるようになったのは
高校の卒業旅行から。仲良し女子4人で湯布院に温泉旅行したのが最初だったと思う。
それからそのうちの二人は他の進路に進んでしまって
生活スタイルが変わってしまったのだけれど
残りの一人の柴ちゃんとは専攻は違えど大学も同じだったから
大学時代の最初の2年間?は一緒に旅行に行った。
行き先は、今となっては何度も行ってるけど当時は初渡航だった台湾・台北と
ちょっとマニアックなタイ周遊でバンコク・アユタヤ・チェンマイと
そのさらに北にある電気の通っていない村。
それから韓国への研修旅行などを挟んでアメリカ留学することになって
その間には留学先でできた友人とアメリカ国内やメキシコに足を伸ばした。
メキシコ第二の都市グアダラハラでは女友達と途中別行動して
彼女はハリスコのテキーラ村へ、
わたしはメキシコ人の友達がきれいだとオススメしていたプエルト・バヤルタに
バス5時間ほどかけて足を伸ばした記憶がある。
サンディエゴからLAに泊まりで旅行に行ったときは
一緒に行った人と趣向が合わなくて別行動。
当時学生でお金がなかったからLAダウンタウンの安宿に泊まってたな。
今とはライフスタイルが大違い。それでもカリフォルニアは魅力的だった。
アメリカから帰国してからは
韓国関係の仕事が決まって頻繁に韓国に出張するようになった
その合間にアメリカで出会った中国人の友達を訪ねて
同じくアメリカに一緒に渡航した先輩と一緒に北京(2回目)を訪れた。
それから仕事に慣れてきたら習い事をする余裕もできてきて
サルサダンスのレッスンで知り合った一回り年上のY姉とベトナム・ホーチミンに行った。
6年勤めた仕事を辞めたときは
Y姉とキューバに行った。
その後もY姉は5回もサンディエゴに遊びにきてくれて
その度に一緒にコンサートに行ったり近隣をドライブして回って
わたしも一緒に旅した気分になっていた。
まだ結婚する前、タイガーさんと付き合っていた頃は
二人で国内旅行に行ったこともあったし
日本や台湾に行ったこともあった。
そして、まだNadiaが生きていたから
彼女も含めて3人でニューオリンズに旅行したこともあった。
Nadiaとは二人旅をしたことはなかったと思うけど
他の男友達も交えてサンフェリペやプエルトペニャスコに行った。
そして今、結婚して子どもができてからは
家族旅行以外はY姉やM姉が遊びにきてくれる時に
旅した気持ちになっていた。
コロナ直前に夫抜きで子ども二人を連れて福岡に帰省して
そこからYさんと一緒にソウル旅行に行ったのもいい思い出。
もっと旅に出たいと思って一人でアンコールワットに行くのを目標にしていたけれど
コロナになってからはさらに遠い夢になってしまってる。
「旅友っている?」の答えとしては
わたしも阿川氏と似た感じなのかもしれないけど
Y姉と現地集合で日本でもアメリカでもない国で旅行できたら
それも楽しそうだなと勝手に想像してる。Y姉はどう思ってるか分からないけど。
一人旅ってしたことある?
純粋な一人旅ってしたことあったかな・・?
日本で働いていた頃、一人国際線に飛び乗ってサンディエゴを訪れていたけど
現地で会える人がいたし全く土地勘がなかったわけでもないし
他にも渡航先に訪ねていく人がいるという前提での一人旅ばかりしていたように思う。
もっと外の世界が見たいといつも思っていたから
安全な国内を一人旅という考えには至らなかった。
海外だったらやっぱり一人だと何かと不安があるし
実際に危険な目にあった人の話を聞いたりしてたから
決して勇気のないタイプではないけれど安全な形で一人行動してきてた。
それでもやっぱりちょっと不安がある場面も全然ないわけではなくて・・・。
そういう意味では日本国内一人旅ってすごくアリなんだろうね。
一昔前だったら女性一人旅に対する偏見(自殺するんじゃないか、とか?)もあったと思うけど
今となってはそういうのも一般的なのかな。
独身で仕事もしているからお金に余裕があるという状況
わたしは結婚して子どももいるけれど
それでも時には女友達と旅に出たいと今でも思ってる。
実際に泊まりがけの旅行は体験してなかったと思うけど
結婚しても子どもがいてもわたしも夫も仕事をしているし
ローンや借金もないからお金には余裕がある方だと思う。
ただわたしの悩みは旅行に行きたいと思ったときに
一緒に旅行に行ける友達がいないこと。
子どものいる友達は子どもの世話が忙しいか
あるいは働いていなくて(あるいは働いていても)お金に余裕がない。
というわけで狙い目は当然独身だったり子どものいない友達だったりするけれど
アメリカ、特にサンディエゴで生活して思うことは
人の入れ替わりが割と激しいということ。
故郷の福岡の場合、福岡で生まれ育ってそのまま就職して
ずっとその地にいるという人もけっこういたりするんだけど
サンディエゴはその土地出身でも他の土地に引っ越して行ったり
あるいはもともと外から来ていて
そしてまた他の土地に引っ越して行ってしまう割合が多い気がする。
特に昨今のカリフォルニアの地価や物価の上がり方は
脱カリフォルニアを促しているようにも思う。
だけどあえて脱線して声を上げていうけど
You get what you pay for!
確かに高いんだけど、高いのにはそれなりの価値があるからであって
他に移ったからといって同じクオリティオブライフを享受できるわけじゃない。
そんなわけでサンディエゴにいる友達と旅に行くのはなかなか難しそうだ。
となると、やっぱり他の土地に住んでる友達とどこかで集合するというのが都合がよさそう。
タイガーさんは当分仕事が忙しそうだから
子どもの世話を100%委ねて長旅に出かけるのは難しそう。
となると、もう少し子どもが大きくなってお留守番ができるようになったら
友達と連れ立って旅行に行きたいなって夢見てるのでした。
介護のこと
話は変わり、先日お友達が1歳になる息子くんを抱えて遊びに来てくれた。
うちで使わなくなったベイビーグッズを渡すためだ。
育児が大変、みんなどうやってるんだろう?とこぼす彼女に伝えたのは
「子育てには終わりがあるけど、介護には終わりがない」ということ。
これ、韓国旅行に言ったときにYさんが教えてくれた言葉。
介護の終わりは死を意味するし、いつ終わるかも分からない。
わたしは子育ての方に忙しくて、日本にいる両親は元気にしている様子。
日本には弟と妹もいるから、わたしが介護をする機会は来ないかもしれない。
そんなわけで介護は少し遠い世界のことではあるのだけど
子どもを持ってから世の中には子どもの親の世話で忙しくて
仕事に120%力を注げない人がいる、しかも当たり前のようにたくさんいる現実を知った。
(ちなみにそれがないことのようにされているのが日本の社会だと思うんだけど・・)
わたしの上世代の旅好きな人たち
そしてこれから介護を控えているかもしれないわたし世代が
介護についてどう考えているのか気になるからこれから話題にあげていきそう。
ハグとナガラの本文にも素敵な言葉が散りばめられていたはずなんだけど
今回は話を追うのに集中して特にチェックやメモもしなかったのでした。