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Bamboo Ceilingって聞いたことありますか?
Glass Ceiling(ガラスの天井)というのは、女性に立ちはだかる昇進できない見えない壁のことを指すんですが、Bamboo Ceiling(竹の天井)というのはそのもじりで、アジア人に立ちはだかる昇進の壁のことを言います。
今日はアメリカで働く日本人が読んでおきたい本ということでBreaking the Bamboo Ceiling: Career Strategies for Asiansをご紹介します。
この本との出会い
この本を知ったきっかけは、会社の同僚です。彼は日本人でありながらTop 4と呼ばれる大手会計事務所などに勤務した経験があるんですが、彼と話していたときに当時のことを色々教えてもらっていたんですね。
アメリカの大企業で働くってどんな感じかというと、「ボスたちはいつもスーパーナイス、だけど評価はとっても厳しい。大量に人を採用しては、人が大量に去っていく」会社だったそう。
「アジア系は一生懸命働くけど、出世しない」って言われますけどそういうことを感じましたか?と質問してみたところ、そういえば・・・といって教えてもらったのがアメリカ中西部時代に勤めていたときに受けたアジア系社員向けの社内研修の話。研修内容はずばり、アジア系がアメリカ企業で成功するための方法。その研修でこの本が紹介されていたそう。(実際この本のなかで、この大手企業の例も紹介されてる)
そんなわけでこの本のことを知り、読んでみることにしたのが数年前。(ちなみに東京で働く同級生のTちゃんも、外資系勤務のときに似たようなセミナーがあったと教えてくれました。)
本がカバーしている濃い内容
⭕️アメリカとアジアの文化的価値観の比較
⭕️アジア系という見た目で与えてしまうステレオタイプとどう戦うか
⭕️米国人ボスや同僚とどう働くか
⭕️アジア系のキャリア選び、面接
などなど、かなり面白い内容。
アメリカとアジアの職場文化ってかなり違うので参考になる一冊。
わたしは日系企業に勤めているけれどボスや同僚、取引先の人など、アメリカ人(や非日本人)と仕事をする機会は多いのでこの手の知識は非常に重要だと感じています。
著者が女性であることからそのあたりの内容にも少し触れてあるので気に入っています。