2019年9月、日本に帰省したタイミングで10年ぶりに韓国に行きました。振り返ればアメリカに移住してからの10年は自分の土台を作るのに精いっぱいで、また自分の立ち位置もなんだかふわふわしている気がして、韓国からは足が遠のいていました。わたしの計算が正しければ、アメリカに移住するまでに韓国を訪れた回数は42回。それ以降、10年の時間が空いてからの43回目の韓国。その間に結婚し、子どもが二人生まれたのでプライベートでは大きな変化を遂げてからの再訪となりました。
今回どうしても韓国に行きたくて、でも子どもたちを面倒を見てくれる人は他にいなくて、行くならば子連れとなる。それでも何とかしていきたい、そう思ったわたしがとった行動はフェイスブック上で一緒に行ってくれる人を探すことでした。
一緒に旅に行ってくれる人が見つかった!
その結果、幸運なことに一緒に行ってくれる方が見つかりました。日本で韓国のお仕事をしていた頃にお仕事でご一緒した由木さん。とんとん拍子に韓国行きが実現していきました。由木さんにアドバイスされるがままに、子どもの世話の合間に航空券とホテルを予約。9月の3連休と重なる時期だったので、意外なことにフライトもホテルもいっぱい。ギリギリなんとか飛行機を押さえ、ホテルもスイートルームを予約することで切り抜けました。
予定を読んで早めに熱を出す子どもたち
日本へ帰省する途中、成田から福岡へのフライトで息子が発熱。その後、原因不明の湿疹が出て手足口病ではないかと恐れてたけど、その後それっぽい症状もなくご飯もおいしく食べていた(おそらく何かの食べ物に反応しただけ!?)、その後数日後に娘が発熱。子どもたちは予定を読んでるのか、韓国行きのタイミングを避けるように体調を崩してくれ、晴れて韓国出発日には元気でいてくれました。
1日目 福岡空港からソウルへ
ソウル行き当日。おにぎりを作ってでかけたところ、空港に向かう車のなかで子どもたちがほぼすべて完食。空港に余裕をもって早く着いたためにチェックインをして出国検査が終わるころには子どもたちはお疲れモード。搭乗口の近くでランチを食べて(食べさせて)、トイレに連れてっている間に優先搭乗が終わってしまい、普通に搭乗。機内がお昼寝の時間となり二人ともよく寝てくれました。とはいえ福岡からソウルまではたったの1時間。お昼寝時間には少し短く、ソウル到着後もお疲れモード。
入国審査を終え、ソウル駅行きの高速列車の切符を買い(座席予約が必要)バーガーキングで休憩する時間もトイレに行っている間にあっという間に過ぎ、列車を逃すまいと走るわたしたち、娘は泣き出す始末。やはり子連れの場合、かなり余裕をもった行動が必要。
仁川空港からソウル駅までの高速鉄道(AREX)はあっという間。10年前はまだAREXが工事中で一区間のみ運行だったので乗ったのはこれが初めて。「韓国変わったよ~」と聞いていたのでこういうことかー、と納得する。
そしてソウル駅について駅の構内から出た瞬間、あの韓国独特の懐かしい匂いがして思わず目に涙。「あ~!韓国のニオイがする!!」韓国は変わったとはいっても、こういうベースとなる部分は同じで懐かしさがこみ上げる。
本来ならソウル駅から地下鉄でホテルに向かうはずが、子どもたちはお疲れモード。荷物もあるのでタクシーで移動することに。10年ぶりに乗った韓国のタクシーは運転が荒くて、頭をぶつけるほど!!タクシーの運転の荒さのことはすっかり忘れてしまってたけど、こんなことまでまったく変わってなくて嬉しかった笑
息子はフツーに歩けるのだけど移動中は抱っこひも。ソウルのような大都市の移動はベビーカーは不便だし、わたしも手が足りないので抱っこひもは本当に大事!(←大阪行ったときに抱っこひもを台湾の実家に忘れてきて苦労したのでした・・・)
今回の宿泊地は便利なところ
今回泊ったホテルはENA SUITE 南大門。南大門、明洞、市庁が徒歩圏内という便利さ。地下鉄の駅からも近くて、周りには飲食店がたくさん。ホテル自体もキレイ。使い勝手抜群でした。
ホテル外観
しかもスイートルームだったので、リビングと寝室が別でゆったり。キッチンにはカップや電子レンジもあったので助かりました。
リビングとキッチン
バスルームも広々。
バスタブとは別にシャワールームもあったから、自然とバスタブは子ども用、シャワールームは大人用に。
荷物を置いて少し休憩してから、外へ。近くのコンビニで子ども用のお菓子やパンを調達。そしてビールも。店中のミルク系のパンは我らがすべて消費。そしてホテルのすぐ近くのお店で夕食となりました。
夕飯はまさかの江原道(カンウォンド)料理(笑)
わたしたちが夕食に選んだお店は小さくて古い食堂。由木さん曰く、前回訪れたときに行列ができていたということで、名店ぽい雰囲気なのでそこに決めました。
で、そこが江原道(カンウォンド)料理のお店だったの!(あ、江原道というのはわたしが担当していたソウルの東側にある地域で、「冬のソナタ」などの韓流ドラマのロケ地とか冬季オリンピック開催地の平昌(ピョンチャン)で有名な地域です。
黄太(ファンテ)料理(スケトウダラの乾燥させたものに甘辛いタレを塗ったもの)とかあって、まさか今回の韓国旅行で江原道料理が食べられるとは思ってなかったから嬉しくて。
「黄太定食」と「ピンデトク定食」を注文。それぞれ7000ウォン(日本円で700円ずつ)という格安、ソウルのど真ん中なのに。人気のワケが分かりました。美味しくて大満足。
食べ放題かと思うほどの大量の海苔が出てきたので娘は大好きな海苔ご飯、息子はこれまたたくさん出てきた卵焼きをたくさん食べてました。
娘は栓抜きが珍しかったのか、「これ何?」と興味津々(笑)
子どもたちが寝たあとのおしゃべりタイム
夕飯のあとはホテルのお部屋へ。子どもたちをお風呂に入れてリビングを暗くするとしばらくして二人ともお疲れだったので就寝。二人をベッドに移してから、リビングでビールを飲みながら二人でいろいろおしゃべりの時間。懐かしい話から、最近お互いがどんな仕事や活動をしているか、という話まで。あーなんて贅沢なの~!とそんな感じでこの日は終わっていきました。
2日目は10年ぶりのオンニ(お姉さん)との再会や、わたしの韓国語スキルの話などを書きます。