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こんにちは!Mayです。
アメリカにダニエル・ピンクという作家がいます。これまで日本でも多くの著書が翻訳され紹介されている著名な作家です。
彼の著書「The Whole New Mind」和書名「ハイコンセプト 新しいことを考え出す人の時代」が書かれて10年以上が経つのですが、当時から時代を先読みしていたダニエルピンクは本当にすごい人だと感心しています。
わたしたちは時代の過渡期を生きています。学生時代に信じられていた常識が通用しなくなっているのをあなたも感じているのではないでしょうか?
これまでの時代と「ハイコンセプト時代」と言われる次世代との違いを解説しながら、次世代で輝くための6つの「右脳スキル」についてご説明します。
ハイ・コンセプト時代
まず、これまでの時代(これまで)と、「ハイコンセプト時代」(これから)をシンプルに比較するならば・・・
これまで:テストで測れる左脳の力を重視し活用した時代
これから:テストでは測れない右脳と左脳のバランス力を活かす時代
これまで:大量生産でモノが売れた時代
これから:美・スピリチュアリティ・感情で差別化を図り、モノを売る時代
これまで:弁護士、MBA、プログラマーになれば儲かった時代
これから:発展途上国との賃金格差により、仕事が奪われる時代
これまで:マシンが人の仕事を奪った時代
これから:AIが人の仕事を奪う時代
これまで:知識層が活躍する「情報化時代」
これから:クリエイターやコンセプトを作る人が活躍する「コンセプトの時代」
これまで:弁護士、MBA、プログラマーが重宝された時代
これから:クリエイター、発明家、デザイナー、ストーリーテラー、ケアギバー、コンセプトを生み出す人の時代
これまで:お金を追求する時代
これから:意味を追求する時代
といった具合です。「これまでの時代」から「ハイコンセプト時代」へのシフトを肌感覚で感じている人も多いでしょう。
6つの「右脳スキル」
「ハイコンセプト時代」ではこれまで強調されてきたテストで測れる左脳スキルに加えて、次に紹介する6つの「右脳スキル」の需要が増してきます。
①デザイン
かつて良いデザインを手に入れられるのはごく限られた一部の人たちだけでした。ところが現代では良いデザインのものが誰にでも手に入れられる時代になっています。
アメリカでいうところのターゲットで販売されているブランドとコラボした商品や、IKEAの商品、日本で言うならばニトリの商品などもそれに当たると思います。モノが大量に溢れる時代において、よいデザインで差別化を図ることが必須。よいデザインがよい結果をもたらすことが証明される時代です。
②ストーリー
人の脳は理屈よりもストーリーを通じて物事を理解したり、覚えたりする習性があり、人はストーリーに感情を突き動かされる。
③シンフォニー(2つ以上のものを組み合わせる力)
分析力と対になるスキル。パターンを認識したり、隠された関係性を見出だし既存の枠を越えたり、木でなく森を見ることで想像力を膨らませるスキルは、発展途上国の左脳ワーカーにはできない仕事。
④共感力
共感する力は、人の心を動かす力。人にインスピレーションを与えたり力づけるパワーがある。今男女問わずリーダーに必要とされるのは共感力。
⑤遊び心
笑いの力。ゲームの楽しみ。理由があるから笑うのではなく、理由がなくても笑えることで生まれる力もある。遊び心の対義語は仕事ではなくて鬱。日本の輸出品も従来の自動車から、ゲームやアニメが増えてきているとダニエルピンクの著書では取り上げられています。
⑥意味
人は快楽のために生まれてきたのではなく、意味のために生まれてきた。わたしたちの生活や意識の中心に「意味」がある。人生の意味を考えるときに「スピリチュアリティ」や「幸せ」がキーワードとなってくる。
6つの右脳スキルはこれまで重要視されてきたスキルにとって変わるものではなく、プラスで必要になってくるスキルです。
「右脳スキル」=マーケティングスキル
わたしが今回この6つの右脳スキルを取り上げたのには大きな理由があります。それはこのいずれもがマーケティングにはなくてはならない要となるスキルだからです。言い換えるならば、これからの時代にマーケティングスキルは無視できないスキルだと言えます。
デザイン・ストーリー・シンフォニー・共感力・遊び心・意味。どれをとっても大切なものばかりです。
6つの右脳スキルが大事なことは理解いただけたと思います。それでは右脳スキルはどう鍛えていけば手に入るのでしょうか?
6つの右脳スキルを鍛えるエクササイズ
右脳スキルを鍛える方法はたくさんあります。ダニエル・ピンクの著書でもいくつか紹介されているのでぜひチェックしてみてください。ここでは比較的シンプルに取り組める2つのエクササイズをご紹介します。
①デザイン:身の回りのもののデザインに意識を向けてみる。
例えばホテルやレストランなどでトイレに行ったとして、トイレのデザインがどうなっているかに意識を向けたりします。
デザインは見た目の美しさはもちろんですが、機能的であることもよいデザインの条件ですので、トイレットペーパーがどこにあるのか、手洗い場やペーパータオルがどこにあるのかなどに注目して、改善の余地はないかなど脳を動かしてみます。
②シンフォニー:2つのものを組み合わせる
この考え方はMBAでもしばしば取り上げられる考え方なのですが、2つを組み合わせることで新たな付加価値を生みます。
例えばあなたが医者だとして、さらにマーケティングの知識があれば、患者さんのニーズを汲んで自分で患者さんを集客できるお医者さんということになります。
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