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こんにちは!Mayです。
「メンターが欲しい」という声をよく聞きます。実際、雑誌などでもメンターを持つことの重要性が特集されていたりしますよね。メンターがいないと悩んでいる人も多いようです。
いざ理想のメンターと思える人が見つかっても「メンターになってください」とお願いするのはけっこうな勇気がいりますし、成功している人ほど忙しいもので、よっぽどの見返りがない限り時間や労力を割いて貰いにくいという現実があります。
メンターを持つメリットとデメリット
メンターを持つメリットは精神的安定と助言が得られること、デメリットはメンターとのミスマッチがあった際や、メンターの助言が他の人からの助言と異なった場合に混乱すること、メンターに対して依存的な態度に陥りやすいことが挙げられます。
わたしのメンター探しの旅
わたしの個人的な経験をお話すると、社会人留学時代にこれからアメリカの地に根を張ってキャリアを積んで行く段階で、メンターにふさわしい人を見つけました。
その人も生まれはアメリカではなかったのですが、アメリカに移民として来て教育を受けてコーポレートアメリカでマーケターとしてのキャリアを築いていました。大学でも教えているという人で、社会人留学のプログラムでビジネスを学んでいたときの先生でした。自分とバックグラウンドが似ていたのでぜひメンターになってほしいと思いました。
プログラムが終わる頃に「メンターになってほしい」とメールでお願いしたんですが、お返事はもらえなかったという経緯があります。
それでも今でもメールやLinkedinでは繋がっているし、キャリアのトランジッションのときにはメールで近況を伝えたりしています。
あれから自分も成長し自分の置かれたステージが変わっていく過程で、今の自分にあうメンターを見つけるに至りました。(詳しくは後ほど書きます)
メンターについてよくある思い込み 5選
わたしがメンター探しの旅をする過程での学びをいくつかご紹介します。
思い込み① 実際に会ったことのある人でなければならない
わたしがメンター探しの旅を終えて、今メンターと呼べる人は実際には会ったことのない人も沢山います。
昔と違い今は素晴らしい人たちも積極的にSNSなどで自分の考えを発信している時代です。また成功している人が貴重な時間と体力を割いて世に発信している本やインタビューなどにはその人も自分の出せる全てを惜しみなく出しているケースが多く、そこからエッセンスを学べることが多いです。
それを敢えて個人的に時間を割いて会ってもらうことに実際のところあまり価値はないのかもしれません。
わたしの場合は自分が近づきたいと思う存在(=メンター)を見つけたら、本やインタビューでその人の考え方や活動を積極的に取り込むのはもちろん、その人(の会社)が提供するサービスを自己投資として購入し体験することにしています。
今でこそ、バーチャルではあるものの前のめりで学びを得ていますが、この境地に至るまでは「コアなファンになるのが恥ずかしい」とか「自分とあの人は全く別の世界に存在する人だから」と言い訳をして、せっかく身近に手に入る貴重な教えを積極的に取り込もうとしていなかった時期もありました。
思い込み② メンターは一人でなくてはならない
メンターに出会うためにネットワーキングに精を出す人もいるかもしれません。わたしも20代の頃、社外のコミュニティイベントに頻繁に出入りしていました。
具体的には働く女性が集うコミュニティや、男女参画推進のグループだったのですが、メンバーのほとんどは30代・40代のキャリアウーマンや起業家の方たちでした。素晴らしい方たちばかりで、先輩たちの興味関心を知ったり、経験談を伺うことで自分の将来と重ねたりしていました。
社外のコミュニティで出会った先輩たちは、仕事の延長で出会う人たちとは違った色の人たちでした。具体的にこの人がメンターという人がいたわけではないですが「出会う人は皆先生」という感じで、皆からいいとこ取りでエッセンスを吸収していたように思います。
実はコーチングについて初めて知ったのもこの時でした。ある企業でマネージャー職をしていた女性がコーチングを個人的に学んで、社内外で活かしているという話でした。
メンターを一人に絞ってしまうよりも、複数の人からいいとこ取りで学びを得た方が偏りもなくより多くを学べるように思います。
思い込み③ 自分よりもはるかに成功している人がよいメンターである
いわゆる自分よりも成功している人と繋がりたいと願う人は多いようですが、本当に自分にとって利益のあるメンターは、意外と身近なところにいるかもしれません。
自分よりもものすごく先をいっている人の場合、抱えている悩みもレベルが違っていたりして今の自分に的確なアドバイスがもらえない可能性もあります。
それよりは自分と同じくらいのレベルの成功を収めている仲間の方が、あなたがつまづいている課題に関して具体的なアドバイスができる可能性が高いです。
思い込み④ メンターと形式的な人間関係を持つことに意味がある
正式にメンターと呼べる存在にこだわることにはあまり意味がありません。
メンターという存在がいるという安心感を得るために人とつながることは相手にとってはメリットがないどころか、自分の依存心が助長される可能性もあり、具体的な恩恵がなく長期的にいい関係を築くのは難しいようです。
思い込み⑤ とにかくメンターがいれば引き上げてもらえる
メンターといい関係を築けば、何かいいチャンスがあったときに引き上げてもらえそうだ、何かでつまづいたときに話を聞いてもらえそうだというイメージでメンターを求めている人も多そうです。
もちろんそんな関係が築ける人がいればそれはとても幸せなことだと思います。
実際には成功している人というのは多忙なのでよっぽどでないとそこまでは面倒見てくれないのかもしれません。
日本を代表する女性起業家の経沢香保子さんは2016年の有料noteで「ロールモデル不要説」を説いていました。(現在はキッズラインのブログで無料で公開されています)
以下抜粋:
「ロールモデルを探しています」
「身近にロールモデルがいなくて・・・」
先日、おそらく同世代からしてみたら、すごくお仕事ができるだろう女子たちが、そんな風に嘆いてるのにびっくりして、彼女たちより一回りほど人生を積んでいる私は、しばし考えこんでしまった。
「ロールモデルってなに?どんな人がロールモデルなら満足できるの?」と。
家に帰って、ふと思った。おそらく、彼女たちが言いたい究極の本音は、
「将来、こんなふうになりたい、と思う女性成功像が身近にいない」「だから、頑張っても報われるかどうか不安だ」
という嘆きなのではないか、と。
それは、まるで婚活中の女性が「自分の理想の男性が近くに見当たらない」「だから、婚活頑張ってるのに幸せになれるかどうか不安です」といっているのに似ている気がする。
ちょっと、まったあぁーーー! 私は彼女たちに問いたい。
「では、あなたは、どんなロールモデルがいれば満足するのか、具体的に挙げよ!」と。
(中略)
相手に求める、その前にすべき事がある、いつも私はそう思う。
ロールモデル探しに悩む女性も、理想の男性探しに悩む女性も、まず、心に決めるべきは、「自分の人生の将来をどう描くのか」だ。
自分が決まれば相手も決まる。腹が決まればビジョンも決まる。
何事も、はっきり決まれば、それに向かってどうやって進むのか、でしかない。
メンターが欲しい本当の理由を明確にする
どうしてメンターが欲しいのか、メンターがいたら聞きたい質問は何か?という本質的な問いに答えることができなくてはメンターがいたとしてもほしい答えは返ってこないでしょう。
もしかすると、実は自分の進んでいる道に不安を感じていて、あなたの進んでいる道は正しいよ、大丈夫だよと肯定してくれる人がほしいのかもしれません。でもそれは必ずしもメンターの役割ではないと思いませんか?
本当に必要なのはメンターよりもチアリーダー
アメリカの起業家でShark Tankという起業テレビ番組の審査員も務めるデイモンド・ジョンのインタビューを聞いていて、「メンターを欲しがる人は多いけど、成功のために必要なのはメンターよりもチアリーダーの存在」と聞いて、ストンと胸に落ちたのを覚えています。
いくら素晴らしいメンターがいたとしても、実際のビジネスには直接的なプラスにならないことが多い。むしろ、自分の道を信じて応援してくれているファンやお客さん、一緒に働いてくれているチームメンバーの存在、同じ志を持つ仲間からのサポート体制をしっかり築くことがリアルに前進するためのは必要だとデイモンドは語っていました。
あなたにはチアリーダーがいますか?
今日の質問
①あなたには(バーチャル)メンターがいますか?チアリーダーはいますか?誰ですか?
②メンターをもつためにあなたが実践したおススメの方法はありますか?
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May
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