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こんにちは、Mayです!
「失敗は成功のもと」と言いますが、出来ることなら失敗は避けたいと思う人は多いですよね。失敗した時の苦い感情を想像して肝心な一歩が踏み出せないという経験は誰にでもあるかと思います。
一方で、肝心な試合で必ずシュートを決めたマイケル・ジョーダンでさえ「この1本の成功の裏には何万本の失敗があった」と語っています。ビジネスやスポーツの世界に君臨するスターたちは、「失敗の数だけ成功がある」「失敗なくして成功はない」と言われるように、失敗をプラスに変える力を持っている人たちと言えます。
実際のところ、失敗は何かに挑戦する以上避けられないものです。逆の言い方をすれば「失敗していないということは、新たな挑戦をしていないこと」とも捉えられます。
どうせなら失敗を楽しみながら、プラスに成長できたらいいと思いませんか?そんな方法があるのか?と言われそうですが、この方法を実践すれば自ら新たな挑戦にトライして、次の失敗を楽しみに待つようになるほどです。
「失敗は怖いけど、たくさんして学んだほうがいい」と聞いたわたしは、自分が失敗をたくさんするほどに日頃から新しいことに挑戦できているのか、失敗のチャンスを逃してはいないのか、気になるようになりました。
それがきっかけで思いついたのがこの方法です。実践して数か月経ちますが、失敗を100%プラスに変えているという手ごたえがあります。
わたしの手帳術については、以前の記事「手帳術 日本 vs アメリカ」でも触れているのでそちらもぜひお読みいただきたいですが、今日はこの記事の続編ということでマインドに配慮しつつも実践的な手帳術をお届けします。
失敗と心の痛みをキャッチする
失敗をプラスに変えるための第一歩は、失敗を認識することです。とはいえ、失敗からくる苦い感情が辛くて逃げ出したくなってしまったら、どうすればいいのでしょうか?
失敗した自分の心をいやす
苦しみから逃げるべく事実から目を背けていては失敗をプラスに変えることはできません。まずは失敗が原因で辛い、悲しい、苦しい・・・そんな気持ちを抱いている自分に気づいてあげましょう。
逃げ出したくなるようなネガティブな感情に気づいたとき、普段のあなたならどうしていますか?「こんな失敗して、わたしってダメなやつだな」と自分を責めたりしていませんか?
頑張り屋さんのわたしたちは、自分に厳しくすることがいいことだと教わってきました。ですが、現代の脳科学や心理学の見解では、自己批判はプラスに働かないと指摘されています。
アメリカでは今、Self-Compassionというコンセプトが流行っています。直訳すると「自己共感」ですが、つまり「失敗した友人に言葉をかけるように自分に優しい言葉をかける」ことを意味します。
失敗してしまったとき、自分を責める代わりに「それは辛い思いをしたね」「誰でも失敗することはあるよ」「一度の失敗であきらめないで」「次回またチャレンジしたらきっとうまくいくよ」「失敗したということはがんばって挑戦したという証拠だよ」など、暖かい言葉をかけてあげましょう。
失敗について考えてみる
自分のこころを癒したら、次は失敗について分析してみます。何が起こったのか、どうして失敗してしまったのか、何がいけなかったのかについて、自問してみるのです。
失敗をプラスに変える「学び」を得る
失敗を糧に成功している人たちは、失敗から得た「学び」を活かして次の成功に繋げています。失敗した原因が理解できたら、次回失敗しないための対策やアイデアを考えてみましょう。
実際にわたしが犯した失敗と学びの例は、後ほどまとめてご紹介します。
週間スケジュールに組み込み、失敗を見える化・習慣化する
ここまで失敗の受け止め方と次への活かし方について説明しました。考えてみれば当たり前のことなのですが、これを見える化・習慣化することで長期的にシステムとして生活のなかに組み込むことができます。
失敗と学びを毎週チェックする手帳術
わたしは手帳やノートなどの文具が大好きです。手帳は週間スケジュールタイプの手帳を利用しています。この手帳は見開きの左側ページに1週間の予定が書きこめ、右側ページはメモ欄になっています。
ポッドキャスト第3話「手帳術 日本 vs アメリカ」では、手帳の右側のメモ欄に①Champaign Moment(シャンパンでお祝いしたいこと)と②Focus of This Week(今週のフォーカス事項)を書き出しているとお話したのですが、現在はそれに加えて③Mistake & Learning(失敗&学び)の欄を設けています。
一週間のはじまり、わたしの場合は月曜日の「仕事始めの習慣」の時間に、メモ欄の①~③の項目を利用して先週の振り返りと今週の意識設定をしています。③失敗&学びについては、余裕があるときは失敗したその場で手帳に書き出すこともよくあります。
最後に、わたしが実際に手帳の書き込んだリアルな失敗&学びの例をいくつかご紹介します。
・2月12日の週
Mistake: ダニエル・ピンクの講演会のチケットをすぐに買わなかった結果、数日で売り切れてしまい、結局行けなかった。講演会が日曜日の夕方だったので家族に遠慮してしまい、行動を起こすのが遅れてしまった。
Learning: 行きたいと思ったら迷わず家族と予定を確認して、チケットを買う行動を起こすこと。
※ちなみにダニエル・ピンクはアメリカ人作家で、TEDトーク「やる気に関する驚きの化学」でおなじみ。著書は和訳されて日本でも話題となりました。
・2月26日の週
Mistake: Emikoさんのポッドキャストに出演させてもらったが、笑いが足りなかった。相手にフォーカスして話ができていなかった。もっと元気よく、相手に共感しながら話ができればよかった。
Learning: 「笑い」「相手にフォーカス」「元気」「共感」は音声コンテンツでは大切な要素。ポッドキャストの収録前にはこの4つの点を確認するようにしよう。
・4月9日の週
Mistake: クライアントJさんとの集客コーチング。
①少し話しすぎた感あり。相手の言葉を遮って話してしまう場面が何度もあった。
②課題(commitment)についてこちらから切り出し、約束する作業(hold accountability)がバタバタになった。
Learning:
①コーチの立場は相手の話を聴いて、受け止めるのが仕事。相手の話をしっかり聴く姿勢があれば、相手はもっと深く話してくれる。
②課題と約束はコーチングの肝。時間配分にもう少し配慮すればOK。
このように私の場合はだいたい1週間に1つくらいは失敗&学びがあります。これを定期的に続けることで、自分が犯す失敗のパターンも見えてきますし、そこでの学びが印象に残り、次に活かせるようになります。
いかがでしたか?失敗を優しく認めて学びをキャッチする習慣。ぜひあなたも実践してみるとともに、起業仲間や手帳愛好家のお友達にもおすすめしてみてくださいね!