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夢は口に出さないほうがいい?
「夢や目標を口に出すと叶わなくなる」って聞いたことありますか?
わたしは誰かから聞いたわけではないけれど
昔から夢や目標は割と心の中に秘めておくタイプでした。
一方で「夢や目標を言語化して言霊の力を発揮すると夢が叶う」
という考え方もありますよね?
この矛盾した二つの考え方、実際にはどうなんでしょう?
今回はわたしの経験からわたしなりの考え方をシェアしてみようと思います。
まず夢の「What」と「How」を区別する。
夢を口にするかどうかを議論する前に
夢や目標の性質について考えてみたいと思います。
わたしの番組の冒頭での決まり文句に
「理想の働き方や生活スタイル」というフレーズが出てきます。
これはつまり夢のWhat(何)の部分です。
例えば、世界中を訪れるような暮らしがしたいとします。
これは夢そのもの(What)です。
一方で、世界中を訪れるような暮らしをする方法は
星の数ほどあります。
- フライトアテンダントやパイロットになって仕事で訪れる
- 世界各地に拠点を持つ企業に勤め、駐在員として各地で生活する
- 旅ブロガーとなってブログを書きながら生活を旅する
- 比較的時間が自由になる仕事に就いてお金を稼いで休暇を利用して旅する
などなど、ここでは書き切れないほどいろんな方法があります。
これが夢のHow(どうやって)の部分です。
まずこの二つが明らかに違うものであることを理解してください。
夢とは夢を叶えるための方法のことではなく
叶えたい状況そのもののことです。
あなたの夢はなんですか?
本当にこだわるべき部分はHowではなくWhat
私たちは夢を語るときについHow(どうやって)に注目しがちですが
本当に大事なのはWhat(何)の部分です。
自分の本当に手に入れたい夢や目標はその人にしか分からないものです。
他人がいいと思う夢でも本人がいいと思わなければそれは夢ではない。
夢はその人独特の欲求に基づくものです。
一方、Howは当たり前ですがWhatを叶えるための手段にすぎません。
例えばここにある女子大生がいたとします。
彼女はどうしてもフライトアテンダントになりたかったとします。
ところが、どんなに頑張っても専門学校に通っても
フライトアテンダントへの道が開けませんでした。彼女は絶望しました。
ところが、よくよく彼女に話を聞いてみると
本当に彼女が欲していたことは世界を見るということだったことが分かりました。
そしてその方法として彼女はフライトアテンダントになることだと混同していたのです。
改めて考えてみると接客に興味があるわけでも得意なわけでもないことに気づきました。
このようにWhatが明確になった彼女はその後就職活動を続け
自分の長所を生かした職種の仕事に就き
安定したお給料と休暇が保証された環境で仕事を頑張って
休暇ごとに自分の好きな場所を訪れる生活ができるようになりました。
あなたにしか描けない夢(What)にフォーカスしよう。
夢を叶える方法(How)はあなたが見出さなくても大丈夫。
Howは向こうからやってくるもの
このように私たちはWhatにエネルギーを注ぐべきで
Howは自分にとってベストな方法をベストなタイミングで
神様(ユニバース)が差し出してくれると信じることが大事です。
Howのアイデアを自分で計画してやろうなんて思うと
なかなかうまくいかないものです。
わたしの経験ではHowは意外な方向から意外な人を通じてやってくるものです。
これまでいつもそうでした。
自分の夢を信じて、夢を叶える方法は神様が示してくれると信じよう。
夢はジャーナルで言語化する
夢を人に語るかどうかを決める前にまずすべきことは
頭のなかでモヤモヤと浮かんでいるアイデアの状態から
ジャーナルなどの紙に書き出してみて言語化することです。
自分が本当に欲しているものが何なのかを
言語化する、つまり言霊を利用するのはこのタイミングです。
ジャーナルに夢を書き出して言語化してみよう。
Whatを共有する相手を厳選する
わたしがサンディエゴで働きながら生活したいと思っていた頃、
心から応援してくれるごく親しい友人と
夢を叶えるためのHowのヒントをもらえそうな人に限定して思いを共有していました。
夢を叶えるのはエネルギーがいること。
自分にとって大切でない人や足を引っ張るネガティブな人に
大切な夢を共有してしまうと凝縮したいいエネルギーが濁ってしまいます。
夢は誰でも彼でも言うのではなく、この人は信用できる、と言う人に限定して
共有しましょう。
夢を大切にすることは共有する相手を選ぶということ。
夢を叶えるためのHowが降りてきたら
わたしは人生の中で自分が大切に温めてきた夢を叶えるためのHowが
思いがけず目の前に差し出された経験が何度もあります。
自分が叶えたかった夢を実現するための方法ですから
それが目の前に現れるとワクワクして興奮して
今すぐにでも夢を応援してくれている人たちに話したい気持ちになります。
でも、夢を叶えるためのHowは誰にも言わないほうがいいというのが
わたしがこれまでの経験で感じることです。
大切なことはこのHowがうまくいくように願い
最善を尽くして夢を叶えることです。
Howを周囲に話してしまうと、話したことで満足してしまい
夢を叶えるためのエネルギーが薄れてしまいます。
周囲への報告は夢が叶ってからでも遅くはないので
Howが現れても周囲に語るのは避けたほうがよいです。
そして自分の大切な夢を実現するためにも
ベストなタイミングで与えられたHowは慎重に取り扱う必要があります。
ワクワクを周囲に伝えたい欲望をぐっと抑えて
そのHowが夢の現実へあなたを導いてくれるように祈りましょう。
夢に届きそうな方法が見つかるとワクワクするけれど
そのワクワクは心に秘めて、夢が叶うように祈りましょう。
いかがでしたか?ぜひポッドキャストでも内容をチェックしてみてくださいね!