最近オーディオブックで楽しんだ本
わたしがオーディオブックを聴きはじめたのはまだ日本にいた頃。
英語のリスニングのために英語のコンテンツを聴きはじめた。
ちなみに、最初に聴いたのはHow To Assert Yourselfという
アサーティブに関する本のオーディオブックだった。
その後、つい最近まで読書はほとんど紙の本で楽しんでいたのだけど
コロナ生活が始まって、数年ぶりに小説を読むようになってから
オーディオブックで洋書(英語)の小説を楽しむようになった。
これが思いのほか大ヒット!
学習系は紙の本で、娯楽系はオーディオブックやキンドルで楽しむのが
自分のスタイルになりつつあります。
というわけで、最近読んだおすすめの2冊を
オーディオブックの魅力・利点を交えて書いてみます。
America for Beginners by Leah Franqui
この本おもしろかった!
アメリカの現代小説の魅力って
作家さんのバックグラウンドも多様で
登場人物やシチュエーションもさまざまってこと。
この本の場合はインドの裕福なミセスが、
ガイド役のバングラデシュ人の男の子と
付添役として雇われた役者を目指すアメリカ人女性の3人で
2週間のアメリカ横断の旅をともにする話。
わたしはインドなまりの英語が好き。
UCSDに通ってたときにインド人の仲良かったクラスメイトがいたこと、
そして、インドなまりの早口英語に慣れるのに苦労したことも関係してるかも。
オーディオブックの場合、こういう話のときに
インド人ミセスの会話のときにはインドなまりの英語で話してくれるのが
かなり嬉しかったりする。
それから、この作品のナレーターはSoneela Nankaniという人なのだけど
聞き取りやすい読み口でリラックスできる。英語でいうとsoothing。
標準英語もインド英語もとっても魅力的。
最後にこのLeah Franquiという作家さん、エール大学出身の女性なんだけど
インド人のスクリーンライターと結婚してボンベイに住んでるっていう
むちゃくちゃ面白そうな人。ウェブサイトにブログもある。
Internment by Samira Ahmed
Nikkiがおすすめしてくれた1冊。
この本もかなりおもしろかった!!
アメリカのイスラム教徒が大統領の指示で収容キャンプに入れられるという小説。
微妙にあり得そうなリアルな設定、これだけで痺れる。
AudibleのカテゴリでTeen & Young Adultとあったのが気になっていたら
確かにちょこっと少女マンガっぽい設定もあるけど
今の時代にWW2で日系人が経験したような収容キャンプが実施されたら
こんな感じなのかなって想像しながら楽しめた。
あくまで背景が現代の収容キャンプということだけど
ストーリーは少女まんがっぽい恋愛モードが一部見え隠れする。
でも、そんななかでも
自分の真実を曲げずに発言することの是非とか
他のグループが攻撃されたとき自分はどうするか
あるべき姿のために自分を犠牲にできるか
いろんなことを考えさせられた。
ちなみにこの作品も先ほどのSoneela Nankaniというナレーターさん。
やっぱりいい雰囲気出してる。
作家のSamira Ahmedはインド・ボンベイ出身、シカゴ郊外育ち。
シカゴやNYの高校で英語を教えていたらしい。
だからかな、作品もティーン向けぽいのは。
アメリカに戻ってきてよかった
もし10年前、あのまま日本に住んでいたら
わたしはこういった多様性あふれる小説には出会えなかったと思う。
ネットが発達した社会であっても
やはり日本の情報は偏っているし(日本に限らずだけど)
本当に興味のある情報に触れられない壁があった。
でもこうやってアメリカに住んで
友達や環境を通じてこんなに面白い作品を出会うことができたことは
アメリカに戻ってきてよかったと感じる大きな理由の一つのように思う。
だから、和書をキンドルで読まなくちゃいけなくても
フェデックスで取り寄せなくちゃいけなくても
わたしとしてはこれがベストの形だと心から言える。
そして、一生完璧にならない英語スキルだけど
こうやって英語の作品を楽しんでその世界観にどっぷり浸れることも
日本にいる頃から英語を学び続けたこと、アメリカに来たこと、
そして、子供の頃から読書を好きでかつ、好奇心旺盛だったことが関係してると思う。
というわけで、最後にアメリカで知ったおすすめの
読書系ポッドキャスト番組を2つ紹介します!
おすすめ!英語の読書系ポッドキャスト番組
Nikkiが教えてくれたおすすめポッドキャスト、ここに紹介します。
Book Club Girl Podcast
Book Club Girl Podcastは2人の女性がナビゲーター。
毎回作家さんをゲストに迎えて1作品を取り上げて
リスナーから寄せられた質問に答えてもらったり
いろんな角度でインタビューしたり、最後には作品のオーディオブックも少し聴ける。
作品の選定がよくて好き。America for Beginnersもこのポッドキャストで知ったもの。
What Should I Read Next?
What Should I Read Next?はAnne Bogelという人のポッドキャストで
毎回読書好きのゲストに好きな本、嫌いな本、読書に関する悩み、読書の意味などを挙げてもらって
最後にその情報をベースにその人が次に読むべきおすすめ本を提案するという番組。
毎回本が提案できるっていうのがすごいよね。
それだけ本に詳しいってことだし、本のソムリエみたい。
まだたくさん聞いてないポッドキャストなんだけど
参考になるはず!
まだ世の中に楽しい本がたくさん存在すると想像するだけで
人生って短いし時間は無駄にできないと感じちゃう。
そういう意味でもオーディオブックやキンドルの導入は
わたしの人生には良い選択だった気がする!
というわけで、Happy Reading!