読書備忘録。
サンディエゴ三省堂閉店セールで入手した本。新装版とあって美しい表紙が気に入ったこともあり、歴史モノを手にとって見ました。
歴史の犠牲者となった幕末の少女フキ。武家との結婚を嫌がる和宮の身代わりとして事情も知らされず東へ下ることに。昔風の語り口が多少難しく感じられながらも、続きが気になり引き込まれていく。
女子マンガみたいな話だけど気楽に読めるストーリー。主人公は27歳の女の子。会社が倒産して、翌日に彼氏にフラれて、というところから始まるストーリー。
石田さんの本はいつもあったかい。女性に対してやさしい。
潤いが足りないときに読むといいのかな。
今日本に足りないもの、そして日本が正常でいるために必ず必要なもの。
それは女性がありのままの、美しく尊いものとして扱われるということ。
そうすれば自然といろんなことがよい方向に向かっていく気がする。