3月はブログの更新ができていませんでした。
それには理由があります。
インターンとして働いていたサンディエゴ観光局の副社長に
自分を正社員として雇ってほしいと、提案書を作って、直談判しました。
5か月間、インターンとして働いているうちに
社内にはわたしの働きぶり、観光誘致の経験と実績、ネットワークを
認めてくれて、サポートしてくれる人が現れました。
その人に、副社長に自分のアイデアを提案したいと相談したところ
快く副社長のアポイントをとってくれて、一緒に会議にも入ってくれました。
副社長に直談判するまでの数週間は
提案書を作るのが楽しくて、アドレナリンがたくさん出たのか
眠くもなく、食欲もわかず、ひたすら朝4時まで作業していました。
今、意外と太っていないのは、そのせいです。
そして当日、副社長に
アジアマーケットの現状、サンディエゴの可能性
競合他社の動き、問題解決のプロジェクトなどをプレゼンしました。
提案書を作るにあたって、前職での経験や知識、
主張を裏づけるデータの調査・研究
さらには、ネットワークや友人が助けてくれたこともあって
自分でも納得のいく内容に仕上がりました。
同僚や先生や友人にも内容を見てもらって
アドバイスをもらいました。
みな、excellent job!と言ってくれました。
いかに海外、とくにアジアマーケットが大切であるか
現在の問題点は何か、それを解決するためにはどうしたらいいか
そして、わたしのこれまでの経歴を説明しました。
それに加えて、これまでの新聞記事、講演会・パネリストのちらし
これまで出会った方の数千人の名刺、90人集まった送別会の写真も
すべて持ち込んで見せました。
サポートしてくれた同僚も、”Mayのような人が、うちに必要だ”と
副社長に進言してくれました。
そして、わたしが観光局に残って働ける可能性はあるか、尋ねました。
副社長の答えは、”I don’t know.”
とくに求人を募集しているわけでもないうえ
海外マーケットにかけられる予算がかなり厳しいことから
副社長はその場での判断ができなかったのだろうと思います。
でも同僚は、副社長はかなりのインパクトを受けていた、と言いました。
と同時に、予算の関係上、正社員で雇うのは難しいかもしれない。
ある予算をかき集めて、わたしが提案したプロジェクトのいくつかを
お願いする形になるかもしれない、と言われました。
燃え尽き症候群になりましたが
後日、サポートしてくれた同僚からのメール。
「まだ言わないほうがいいと思ったけど
副社長は、真剣にMayのことを考えている!
今の担当者も疲弊しているし、今までの実績が何かを考えている。
副社長はこれまでにない、新しい方法を考えている!!!」
前向きな内容に、少しうれしくなりました。
サンディエゴ観光局で働くのは、実は数年越しの計画だったんです。
2001年から02年にかけてのサンディエゴ留学以来
わたしはサンディエゴの魅力に取りつかれていました。
America’s finest cityと呼ばれるサンディエゴは
本当に魅力あふれるところです。
韓国江原道に勤務し始めてからも
ほぼ毎年、休暇のたびにサンディエゴを訪れていました。
そして、4年くらい前の夏
サンディエゴ観光局の当時の副社長と
電話面接をしました。
その当時は、9/11や経済の影響を受けて
サンディエゴ観光局が縮小している時期でした。
副社長に電話をつないでくださった秘書さんとは
その後もときどきメールをやりとりしていました。
そして去年、サンディエゴに戻ってから
その秘書さんにそのことを伝えたら、「お帰りなさい」の返信がありました。
その後、わたしの友だちが、その秘書さんの友人であることがわかり
同時に、彼女がルームメイトを探していることがわかりました。
ちょうどわたしも新たな家を探さないといけないころだったので
秘書さんと一緒に住むことにしました。
今ルームメイトの彼女は、わたしが観光局でインターンできるように
いろいろ動いてくれました。
そして、インターンが始まり、今のわたしがあります。
渡米後、自分が働きたかった観光局に勤めて
社内の協力者を巻き込んで、副社長に提案ができました。
1年間で、これだけの実績が出せたことは
自分で自分をほめていいところだと思います。
わたしの夢は、サンディエゴ観光局で、アジアマーケティングの代表者として
サンディエゴの魅力を、日本や韓国に伝えることです。
でも、私の夢はそれで終わりではありません。
わたしは先生をしてみたいので
観光誘致をアメリカの大学で教えたいと思います。
それから、韓国江原道での経験(冬ソナも含めて)
渡米からこれまでのサンディエゴでのこと、観光誘致のことなどを
本に書いてみたいとも思います。
そして、いずれかは福岡に戻ってきて
福岡や日本の魅力を、海外に発信する仕事もしたり
自分の母校で教えることを想像するのもとても楽しいです。
さらには、日本・韓国・英語圏のすべてを
双方向にPRしていくような観光誘致の会社を作って
活動してもいいと思います。
情熱を燃やしたいことは、たくさん、たくさんあります。
魂を注ぎたいことが、たくさん、たくさんあります。
そう考えると、今はまだ人生最大の山場ではなくて
山場に行くための、スタート地点にたったところかもしれません。
そのためにも、今回、観光局がどのような判断をするのか
非常に楽しみです。
日本からサンディエゴに戻ってから
もう一度同僚に会って、判断を聞いて見たいと思います。
これまで数年間、Project Mを名付けて
サンディエゴに戻って、サンディエゴの観光局で働くことを夢見て
動きまわってきました。
だから、日本での滞在はリフレッシュ休暇にしたいと思います。
これまで頑張ってきた、自分に乾杯!!