日本のクリスマスにない「エルフ」の存在
我が家にもエルフ(elf)がやってきた。12月頭のことだ。
エルフとはサンタの使者で、クリスマスシーズンになると子どものいる家にやってきて、子どもたちが良い子にしているか、欲しいプレゼントは何かをチェックするのが仕事だ。
エルフは人間の前では決して動かないが、みなが寝静まった夜中に動きまわっている。厳密に言うと遊びまわっているという方が近いかもしれない。
例えば我が家にきたエルフの場合、クリスマスツリーのうえで手を上げていたかと思えば、翌日はガラスの花瓶の中に入っていたり、テレビによじ登っていたりといろんな姿を見せてくれるのだ。(遊び心あふれる演出が期待されている)
なので朝になるとエルフを見つけに家中を探し回るのが12月の子どもたちの朝の日課となった。
ちなみに、我が家の5歳児はこれを「エルフのかくれんぼ(hide and seek)」と呼んでいた。
エルフは毎晩家の中で遊んでばかりいるわけではない。北極(North Pole)に戻ってサンタに子どもたちの素行について報告を入れている働き者だ。
良い子にしている子たちはNice Listに名前が載りプレゼントがもらえるが、そうでないとNaughty Listに名前が載ってしまいプレゼントがもらえなくなってしまう。
サンタクロースのニュースが流れる
今年はコロナウイルスの1年だったが、ある欧州のニュースでは「サンタクロースの任務はエッセンシャルと認定され、今年も問題なくプレゼントを届けることが許可されている」と報道されていた。リアルなニュースに交えてこのような報道をしてくれる心の余裕がありがたい。
またクリスマスイブの日。お昼頃ラジオから「サンタクロースは今ヨーロッパ周辺を回っています。」娘にヨーロッパはすでに深夜になっていることと合わせて伝えると、娘は「ヨーロッパの次はアメリカに来るかもね!」と言ってワクワクしていた。
クリスマスの電飾
アメリカのクリスマスと一言でいっても地域によってまちまちかもしれない。わたしが住んでいるサンディエゴは南カリフォルニアに位置しているためアメリカ国内では年中温暖な場所というイメージが強い。
アメリカ各地で共通するのは家の外壁やフロントヤードに電飾することだが、サンディエゴではサーフィンに乗ったサンタや椰子の木に登っているサンタの電飾がときどき見かけられる。とはいえ季節が逆転するオーストラリアと異なり北米にあるサンディエゴだって冬。暖かいとはいえ北緯で言うと熊本県あたりに位置するし、海にはアラスカからの寒流が流れてるから決して暖かいわけじゃない。遊び心があるのが好きなのがこの地の特徴かなと思う。ちなみに数年前、トイレに入っているサンタが戸を開く電飾を飾ってるご近所さんがいて子どもが喜んでいた・・・。
クリスマスのこと、もっといろいろありそうですが
今年はこの辺で。Happy Holidays!!