最近の仕事で繋がっている人たちとの文通メールから知り得たことを忘備録として記録しておこうと思う。
スペインのAmelia
事の始まりは要件がありメールを入れたところ、「〇〇カンパニーは8月12日から9月2日までサマーホリディでクローズしています。」という定型メールが戻ってきたこと。3週間まるまる会社ごと閉まってしまうんだ!さすがヨーロッパだな!!と思った次第。
でも確かにその3週間分をカバーするくらいに注文をもらうようにしておけば(新規案件は止まっちゃうかもけど)別に会社閉まっててもいいのかも・・・(笑)
ホリディから戻ったAmeliaからメールが来て「今日から仕事再開よ。お返事遅れてごめんね。」とのこと。すかさずスペインでは長い夏季休暇は普通なの?っていう話から、自分はスペイン語が多少分かるけどメキシコなまりのスペイン語だと思うっていう話も付け加えて返信。
それからスペイン語でのやりとりがたまーに続いてます。
Buenos días May,
Ohhh no sabía que hablabas españolJ. Si imaginaba que eras japonesa por el apellidoJ. Puedes practicar español conmigo cuando quieras!
おはようMay、スペイン語が話せるなんて知らなかった!苗字から日本人だろうとは想像してたよ。いつでもわたしとスペイン語の練習をしていいよ。
Que tengas buen día¥
よい一日をね
Amelia
Buenos días May,
Perfecto, puedes contactarme cuando quierasJ. La expresión “ Que padre!” es muy de MexicoJ, en España la entendemos perfectamente pero no se utiliza mucho.
おはようMay。パーフェクト。いつでも連絡してね。”Que padres!”っていうスペイン語表現はすっごくメキシコっぽいよ。スペインでは理解はできるけどそんなに使わないのよ。
Soy de Zaragoza que es una ciudad en el noreste de España. Zaragoza es una ciudad de aprox 700.000 habitantes y esta muy bien conectada por ejemplo con Madrid ( 3 horas en coche y en tren en poco mas de 1 hora) y tambien Barcelona ( menos de 4 horas en coche). Trabajo a aprox 1h de Zaragoza en una pequeña ciudad que se llama Tarazona.
わたしはスペインの北東のサラゴサ出身よ。人口は70万人くらいでマドリッドから車で3時間、電車で1時間強、バルセロナからは車で4時間。今働いてるのサラゴサから1時間くらいいったところにあるタラソナという小さな街よ。
Y tu de que ciudad japonesa vienes? Cuanto tiempo llevas en USA? Japón me encantaria ir, es uno de mis viajes pendientes en el futuro. De USA solo conozco New York.
日本はどこの出身?いつアメリカに来たの?いつか日本に行ってみたい。将来行くところリストに載ってます。アメリカはニューヨークだけ行ったことあります。
Estamos en contacto.
Keep in touchでね。
Saludos,
スペイン語でお返事を書くのがけっこう大変だけどいい勉強になる。メキシコとの違いなども学べるし、いい感じ。
頻繁には書けないけど気持ちに余裕があるときに続けていきたい。スペイン文化圏はやっぱり明るい。
深圳のTina
過去のメールを辿ってみたらTinaとは2012年末から仕事をしていて、ほぼ毎日のように頻繁にメールをやり取りしているのだけどプライベートな話は全然したことがなくて。去年わたしが2回目の産休に行ったあと、彼女も産休に行って。彼女はまじめに仕事するタイプの人だから、わたしの怠けぶりを社内で比較されたりして困ったこまった(苦笑)
で、週末に夫がいきなり深圳の話を始めて、家の価格も教育費もあり得ないくらいに高いらしいという話をしてた。(おそらく取引先の人から聞いたらしい。)具体的な数字は忘れちゃったけどかなりビックリする数字だったのでTinaに聞いてみることにした。
その結果分かったこと。
- 公立小学校や中学校は無料だが、深圳の永住権を持つか家を購入している家の子どもしか通えない。
- 私立校の場合、学費が半年で2500ドルから5000ドルする。一般家庭には大きな経済的負担。(補足:深圳での月給は1100ドルくらいと夫が言っていた)
- 深圳の家の価格は平方メートルで表示されるのが一般的で価格が7500~9000ドル/㎡らしい。だから多くの人はアパートに住んでいる。
- 大卒以上の資格の持ち主が深圳で3-5年働けば、深圳の永住権を申請することができる。そうすれば子どもたちは公立の学校に通うことができる。
- 生活費や教育費は高いが、深圳はモダンで活気があって仕事の求人もたくさんあるのでTinaは気に入っている。
- Tinaは大学卒業後から深圳に10年住んでいて、住めば住むほど深圳が気に入っているそう。
- 上の娘は現在5歳で幼稚園に通っていて学費は半年で1000ドルとのこと。
これまで深圳のことをあまり深く考えたことなかったけど(地理の時間にならった「経済特区」という理解はあったけど)、中国でありながらも香港と接しているし、外国企業も多くて中国人にとっては風通しのよいところなのかも。
ウィキペディアで深圳のことを読んだらけっこうおもしろかった。広東省のなかでも移民が多く広東語率が低いとか、北京・上海・広州・深圳で中国4大都市と呼ばれてる、とかね。地元民は農業や漁業従事者が多くて、客家語を話す客家(ハッカ)と広東語を話す囲頭人の2つのグループに分かれる、とかね。
Tinaは来月以降アメリカに出張に来るそうだから、初めて会うのが楽しみ。
こういう繋がりがあるのはグローバルな仕事をしている楽しみだと思う。それで思い出したけど、以前ある方が「グローバルキャリアを大学で教えるのはアップルとかグーグルに勤めた人」と言っていて、それってグローバルキャリアなの?って思った。アップルとかグーグルに勤めた人はITとかアメリカで働くとかは語れるけどグローバルには語れないのでは、なんて思っちゃうんだけど。グローバルって言葉は曖昧だし、グローバル=アメリカみたいな人もまだまだ多いのかなとも思う。