家から一歩も外に出ない週末。
Gちゃんが誕生日に日本から送ってくれた本を読破した。
日本語を読むスピードが落ちていないようで、嬉しい。
「一歩を越える勇気」
ちまたで「ニートアルピニスト」と呼ばれている栗城(くりき)さんの本。
この人のことは、正直全く知らなかったのだけど
サンディエゴに住んで働きたいという夢をかなえようとするわたしに
Gちゃんが送ってくれた本。
人生が何かを分かっている人の話は、みな言葉は違えど
メッセージは同じなのだ、と改めて感じる。
同じメッセージではあっても、それぞれの人生をベースに語られる話は
興味深く、ときに忘れそうになるメッセージをリマインドしてくれる。
この本がリマインドしてくれたことは
- 夢を語ることの大切さ。夢を語れば、実現する可能性が高くなる。
- 夢が叶うか叶わないかは関係ない。夢を持つことが大事。
- 生きることとは、希望(夢)を持ち、行動すること。
- 希望をかなえた後、どうするかが大切。燃え尽き症候群との付きあい方。
- 不安も苦しみも、何がいいとか悪いとかなく、とにかくすべてOK。
- 執着しない。
彼のメッセージに、共感できる。
サンディエゴに戻りたい、住みたい、働きたいと言っていたとき
サンディエゴ観光局で働きたいと言っていたとき
本当にそれがかなうかどうかは大事じゃなくて
そうしたいという自分の気持ちが大事だった。
その思いを口に出して人とシェアすることで
「引き寄せの法則」みたいに、奇跡が重なって自分の前に道ができてきた。
夢をかなえる途中、夢への執着で苦しんだけれど
それをlet goする、つまり、いい意味で手放すことを学んだ。
そして、全力を尽くして頑張ったあとの燃え尽き感も味わった。
これらすべてを知っているからこそ、今ここでまた語りたい。
わたしの夢は、一年の半分をサンディエゴに住んで
残り半分を福岡に住むこと。
この夢をかなえるのに、時間はたくさんあるし
そのために必要な能力をこれまで蓄えてきたし
これからも幅を広げて、可能性を広げていくつもり。
これからどういう道のりを経て、夢をかなえるのかはわからない。
今分かっているのは、自分がこうしたいという希望。
福岡にいても、サンディエゴにいても、わたしの経験や知恵を提供したり
あるいはわたしだからできる楽しい仕事をして
いろんな人とつながっていたい。
登山のように、頂上についたときの美しい風景や
言葉では表現できない達成感を感じたくて、一歩一歩前進するのだと思う。
今もその一歩を踏んでいる。
歩んでいる道がどう頂上につながっているのか
途中どんな風景なのか、今のわたしは知らない。
ただ栗城さんが山の神様に愛されているように
わたしも人生の神様に愛されているように感じている。
そして、栗城さんが登頂の状況をネットで配信するように
わたしもこのブログを通じて、人とのコミュニケーションを通じて
自分の活動を今後も周りに発信していきたいと思う。
Gちゃん、素敵な読書の時間をありがとう。
この本の表紙がキレイで、とても気に入っています。