まず、キューバ人宅に3連泊ステイしました。
Casa de Nelsa(ネルサさんの家)です。
当初、Casa de Conchaに泊まるはずでしたが、諸事情でこちらに。
Sen~ora Nelsaと
ネルサおばさんはとても感じがよかったです。
もちろん、英語はまったく話しませんが
スペイン語(とジェスチャー)を使う絶好のチャンスでした。
Casa Paticur(B&B)を運営してるキューバ人のなかには
愛想のよくない人もいると聞いていたので、あまり期待していませんでしたが
パンやアイスクリームをくれたり、わたしたちもおすそわけをしたりと
いい交流ができたと思います。
キッチンとダイニングと寝室1つの小さなアパート。
ネルサおばさんは、わたしたちの滞在中
ダイニングを仕切った小さなスペースで生活していました。
ヨアニはネルサさん宅を紹介してくれた人。
朝食と夕食は彼女が準備してくれました。
英語ができるので、細かいことは彼女とやりとりしました。
ヨアニは日本に行ったことがあります。
キューバ人が日本に行く場合、日本で誰かが招待してあげないといけません。
身元保証人のようなものでしょうか。
以前、ヨアニ宅に3年間滞在していた日本人が招待してくれたそうです。
数は少ないと思いますが、キューバ留学する日本人がいるようです。
わたしもキューバにキューバンサルサ留学してみたいです。
時期はちょっとでいいけれど。というのも・・・
キューバ、食べるところがありません。
初日、食べ物にありつくのに非常に苦労しました。
そうしてようやくみつけたホットドック(perro caliente)
結局初日の夕食は、ホテルのビュッフェでした。
ところでキューバには2種類の貨幣が存在します。
観光客用のcuc(peso convertible)と現地人用のcup(peso)です。
なのでお店によっては現地人用の価格が表示してあっても
観光客用には高すぎる、というケースが生まれてくるようです。
というわけで、結局はお家で朝食と夕食を出してもらうことにしました。
これが、一番安くておいしかったです。
朝ごはん。パパイヤ、グァバ、パイナップル、オレンジ、生グァバジュース、コーヒー
豪華ではないですが、素朴でおいしかったです。
ちなみにレストランが全くないわけじゃないんです。
観光客向けの素敵なレストラン、あります。
これで15cuc(1500円)もしてしまう・・・
道端で買い食いするものも、ほとんどなく。
あっても、正直おいしいものではないし、高い。
脂身の塊のような豚肉のはさまったパン。5cuc(500円)もする!
で、キューバ人ですが、男の人に関しては
すれ違うときに愛の言葉をささやいてきたり
「キスを送るよ!」と言って、投げキッスしてきたりする人がいました。
やっぱりラテンの国だなぁと思います。(メキシコでもそう)
で、キューバで出会った人を紹介します。
エディーはハバナ旧市街で声をかけてきたので知り合いました。
彼は建築関係の仕事をしていて、子供のころ、三船&丹波の映画が好きで
日本語を勉強し、漢字も書けるという人でした。
彼の兄弟は二人ともアメリカに移ってしまい
おばあさんとお母さんはいずれも最近なくなってしまったようです。
彼の夢は日本に住むこと。
エディーが言ったことで印象的だったのは
「この国は独裁だから」という言葉でした。
二人の兄弟が国を統治するのはおかしい、と言っていました。
アメリカ大陸で一番安全だといわれる国、キューバ。
あの大国アメリカにたてついているキューバ。
平和そうに暮らしている彼らだけど、不満がある様子でした。
アメリカについてどう思うか聞いてみたところ
「政治に少し問題がある」と言ったあとで
「でもオバマが大統領になったから、期待している。彼は頭のいい人だから」と
笑顔で言っていました。
検閲があるからか、お金がないからなのか
日本人夫婦に手紙を届けてほしいと言われました。
以前、同じように出会った観光客のようです。日本語で一生懸命書いていました。
あ、それから野球好きだと言っていました。うれしいです。
Yanierは日本のアニメが好きだそうです。
作品名を聞きましたが、わたしが知らないものばかりでした。
わたしたちは、いったいキューバの何を知っているんだろう、と思いました。
Yanierは21歳。土木工学系の勉強をしていましたが
観光のお仕事(レストランでの仕事)のほうが割がいいので
こちらをしているということでした。
彼は日本に行きたそうで、招待してくれと頼んできました。
どうやら日本で働きたそうだったので、現実にはなりそうにないけれど。
彼もオバマ大統領の話をしていて、とても期待しているようでした。
彼はメールアドレスを教えてくれました。
ネットは友達が持っているそうで、高いけれど使えることはできそうでした。
わたしがラテンアメリカにひかれるのは
一つの国にいろんな人がいて、フツーに生活しているところ。
そしてキューバは世界一差別のない国なんだそうです。
実際、肌の色で差別があっている感じは全くありませんでした。
見た目の違う人が当たり前のように一緒にいました。
その様子が、アメリカ以上に違和感がないように感じました。
そして、わたしがどうしても見たかった風景。それは・・・
もっと小さな子供たちがキャッチボールをしているところを見かけました。
飛距離がものすごかったので、こりゃ強くなるわ・・と感心してしまいました。
これがホントに最後。
キューバに行くにはビザのようなツーリストカードが必要になります。
東京にあるキューバ大使館でとることができます。
が、ココだけの話、仕事のやり方が日本式ではないです。
申請は早めに、そしてダブルチェックを!
料金もけっこうかかるので、キューバを応援するつもりで払いましょう。
詳しくはキューバ大使館HPを参照。